国立大学医学部付属看護学校
看護教育おける伝統と実績をもち、講義内容も最新の医学・看護医療技術をふまえて充実。その後医療技術短期大学等への移行が進み、国立大医学部附属の教育機関としては2000年で一応のピリオドが打たれました。
(文部科学省)
公立大学医学部付属看護学校
県・市立などに分類され、学校の数はそれほど多くありません。特徴は国立大学とほぼ同じです。(文部科学省)
国立病院・国立療養所付属看護学校
伝統のある学校が多数ありますが、国立病院の統合の動きに伴って、看護学校の整理も同時に実施されました。とくに国立療養所の付属校が減少する傾向がありますが実習病院には恵まれており、卒業後は国家公務員として採用されます。(厚生労働省)
私立大学医学部付属看護学校
とくに設備や教育内容などが充実している
有名大学付属の看護学校は、入試倍率が高いケースが多いと言えます。総体的に実習病院にも恵まれています。ただ、昨今は国公立大学附属看護学校と同様に短大、大学へ移行する学校が増えています。(文部科学省)
公立看護学校
設置している都道府県や市によって、それぞれ特徴をもっていますが、とくに付属の病院はありません。従って数多くある都道府県立や市町村立等の病院のなかで実習を行うかたちをとっています。卒業後は、地方公務員として、その都道府県内の勤務になります。(厚生労働省)
私立看護学校
私立病院の付属、各都道府県の医師会立など、設置している団体によって学校の特徴が左右されるので、入学案内書などでよく調べましょう。
なお、以上の学校の他に、
・日本赤十字看護専門学校
・済生会看護専門学校
・厚生連看護専門学校
・労災看護専門学校
などは、各設置団体毎に全国にもっている病院の看護師を養成することが目的です。(厚生労働省)
短期大学
保健婦助産婦看護婦法という法律で、修業年限が3年と決められています。国立、都道府県立、市立、私立があり、たとえば大学関連校のケースでは、医学部を設置している大学の短期大学部というかたちが多く、都道府県立の場合は独立設置が多いといえます。 最近では、大学病院付属の看護学校・養成所(3年制)が短大に移行する等、「短大化」が進む傾向にあります。これは、さらに「短大→4年制大学への昇格」という動きと密接に連動しており、いわゆる看護師の“高学歴化”といったひとつの流れが読みとれます。
(文部科学省)
看護大学
これまで、大学設立の目的は主として看護教員養成におかれてきましたが、今後は幅広い分野でのリーダー育成という役割にシフトしつつあります。在学中の4年間で看護師免許のほか、保健師、助産師、養護教諭などの免許・資格も取得が可能です。
(文部科学省)
■准看護師養成校 <2年制>
中学校卒業を入学資格としていますが、実際には入学者の9割以上が高卒者によって占められています。2年課程卒業後、都道府県知事の行う准看護師試験を受け、合格後、保健所に申請して免許を取得します。
准看護師から正看護師(看護師)をめざすには、さらに短期大学や看護学校の2年課程(進学コース)を卒業し、看護師国家試験に合格することが条件となります。
■臨床検査技師養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して臨床検査技師資格取得となります。
これまで大学医学部や薬学部、獣医学部などの卒業時に申請のみで付与されていた衛生検査技師免許は、法律改正により平成22年度末(平成23年3月末)をもって廃止となりました。ただし、経過措置としてこれまで衛生検査技師の免許を受けている者は、改正法施行後も継続して衛生検査技師の業務を行うことは可能です。
○臨床検査技師学校(専門学校)
○医療技術短期大学衛生技術学科
○短期大学臨床検査科
○大学保健学部、医療技術学部(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■診療放射線技師養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して診療射線技師資格取得となります。
○診療放射線技師専門学校
○医療技術短期大学診療放射線技術学科
○短期大学放射線科
○大学放射線技術科学専攻(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■臨床工学技士養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して臨床工学技師資格取得となります。
○工業・医療専門学校臨床工学科
○短期大学臨床工学科
○大学臨床工学科(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■理学療法士・作業療法士養成校 <3年・4年制>
養成校卒業時の国家試験に合格して理学療法士資格または作業療法士資格取得となります。修業年限は3年ですが新設の専門学校の中には4年制の学校が増えています。
○リハビリテーション専門学校
○短期大学理学療法学科・作業療法学科
○大学理学療法学科・作業療法学科(4年制) など
※入学資格=高校卒業以上
■歯科衛生士養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して歯科衛生士資格取得となります。また、平成22年4月1日付けで歯科衛生士養成校に関する法律が施行され全て3年制となりました。
○歯科衛生士専門学校
○短期大学歯科衛生学科・保健科など
※入学資格=高校卒業以上
■歯科技工士養成校〈2年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して歯科技工士資格取得となります。
○歯科技工士専門学校
○短期大学歯科衛生学科・保健科など
※入学資格=高校卒業以上
■柔道整復師養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して柔道整復師となります。
○柔道整復専門学校
○大学柔道整復学科(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■按摩・マッサージ・指圧師・鍼師・灸師養成校 <3年制>
養成校卒業時の国家試験に合格してそれぞれの資格取得となります。学校により按摩・マッサージ・指圧師のみ受験、鍼師・灸師のみ受験、すべてに受験と養成校により条件が異なります。
○あんま・マッサージ・指圧専門学校
○はり・きゅう専門学校
○大学医療技術学科(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■視能訓練士養成校〈3年制〉
養成校卒業時の国家試験に合格して視能訓練士資格取得となります。
○医療技術専門学校視能訓練学科(3年制)
○大学視機能療法学科(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■義肢装具士養成校
養成校卒業時の国家試験に合格して義肢装具士資格取得となります。
○医療技術専門学校(3年制)
○大学義肢装具学科(4年制)など
※入学資格=高校卒業以上
■救急救命士養成校
養成校卒業時の国家試験に合格して救急救命士資格取得となります。
○医療技術専門学校(2年制)(3年制)
○大学医療技術学科(4年制)
※入学資格=高校卒業以上
■言語聴覚士養成校
養成校卒業時の国家試験に合格して言語聴覚士取得となります。
○医療技術専門学校(3年制)(4年制)
○短期大学言語聴覚学科(3年制)
○大学言語聴覚障害学科(4年制)
入学資格=高校卒業以上